なぜ「安全なドッグフード選び」が大切なの?
「うちの子、元気で長生きしてほしい」――多くの飼い主さんがそう願っています。
でも、スーパーやネットで“なんとなく”選んだフードが、じつは健康リスクになることも…。
人間と同じく、犬も毎日の「食べもの」が体の土台。
ここでは、愛犬のごはんを「安全に選ぶポイント」を、ご紹介します。
安全なドッグフードを選ぶポイント

パッケージの裏にある細かい表示、つい流し読みしてしまう方も多いですが、ここにこそヒントが隠れています。
忙しい人でも今日から実践できる内容です👇
原材料の表記が明確か?
ドッグフードを選ぶ時、まず注目したいのが原材料表示の“わかりやすさ”です。
✖:「肉類」「動物性油脂」といったざっくりした書き方
◎:「鶏肉」「牛肉」「サーモン」「米」「玄米」など具体的な食材名が並んでいるフードの方が安心。
また、原材料は使用量の多い順に表示されています。
最初に“○○ミール”や“副産物”が来るものは避けるのがベター。
愛犬に何を食べさせているかが一目でわかる商品を選びましょう。
- Qなぜ「○○ミール」「副産物」が原材料トップのフードは避けた方がいい?
- A
全てが不安!というわけではありませんが、「○○ミール」や「副産物」とだけ書かれている場合、どの部位がどれだけ使われているのか分からず、品質や安全性にバラつきが出る可能性があるためです。
消化しにくい部位や、人用では使われない原料が多く含まれているケースもあるので、具体的な食材名が表示されているフードを選ぶのが安心です。
添加物・保存料・着色料の有無
長期保存や見た目の良さのために、添加物や保存料、着色料が使われているフードも多いです。
しかし、人工添加物は犬の健康に悪影響を与える可能性が指摘されています。
- Qなぜ使ってるの?使っていいの?
- A
例えば、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)やBHT(ブチルヒドロキシトルエン)といった合成保存料は、ごく少量なら安全とされていますが、アメリカやEUでは「長期摂取による健康リスク(発がん性やアレルギー)」が指摘されており、使用制限や禁止措置がとられている国もあります(参考:農林水産省 ペットフードの安全関係)。
また、日本獣医師会も「できるだけ添加物の少ないフードを選ぶのが望ましい」とアドバイスしています。
「無添加」や「保存料・着色料不使用」と明記されているフードならより安心。
特にBHA、BHT、エトキシキンなどの合成保存料や、赤色○号・青色○号といった人工着色料は避けたい成分です。
できるだけ自然素材由来の添加物のみ使用しているものを選ぶと安心です。
生産国・製造工場の安全性
どこで、どのように作られているかも重要なチェックポイントです。
「国産」「アメリカ産」など信頼できる生産国を選ぶことはもちろん、製造工場や衛生管理体制がしっかりしているかも確認しましょう。
公式サイトやパッケージに
✅自社工場で一貫生産
✅ISO認証取得
などの記載があるフードは、安全性が高い傾向にあります。
輸入フードの場合も、「日本向け正規輸入品」かどうか、リコール歴がないかなどもチェックしましょう。
AAFCO(米国飼料検査官協会)等の基準クリアか

ドッグフードの栄養バランスや安全性を客観的に保証する目安のひとつが、「AAFCO基準」への適合です。
AAFCO(アフコ)はアメリカの団体で、ペットフードの栄養基準を定めています。
「AAFCOの基準を満たしています」や「総合栄養食」などの表示があるフードなら、成長や健康維持に必要な栄養素がバランスよく含まれている証拠。
日本の「ペットフード公正取引協議会」認定商品も信頼度が高いです。
一方、「おやつ用」「間食」と明記されているものは、総合栄養食ではないので注意しましょう。
アレルギー対応・年齢別の配慮

ワンちゃんによっては、特定の食材にアレルギーがあったり、年齢や体調によって必要な栄養バランスが変わります。
最近では、「グレインフリー(穀物不使用)」「シニア犬用」「低脂肪・低カロリー」など、愛犬の体質やライフステージに合わせたフードも増えています。
パッケージや商品説明をしっかり読んで、「うちの子にぴったりな配慮」があるかを確認しましょう
特に初めて与える場合やアレルギーが心配な場合は、獣医師に相談するのもおすすめです。
気をつけたい危険成分・避けたい添加物
BHAやBHTなど、カタカナや英語表記の添加物がズラリと並ぶと不安になりますよね。
ここでは、特に注意したい代表的な添加物と、“赤信号”を見分けるコツを紹介します。
- Q具体的に気をつけたい「添加物リスト」は?
- A
海外の事例を見ると3点あります。
- 酸化防止剤
- BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)、エトキシキン
→ 海外では使用制限や禁止例あり。長期的な安全性が懸念されています。
- BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)、エトキシキン
- 着色料
- 赤色2号・赤色3号・青色1号・黄色4号などの「○色×号」
→ 見た目のためだけに使われることが多く、特に海外では発がん性リスクで規制強化の動きも。
- 赤色2号・赤色3号・青色1号・黄色4号などの「○色×号」
- 保存料
- ソルビン酸K、安息香酸Na
→ 日本では基準内で使用可ですが、欧米ではペット用は避ける流れも。
- ソルビン酸K、安息香酸Na
- 酸化防止剤
- Q見分けるコツは?
- A
- カタカナ&英語がズラリ=要注意サイン
見慣れない成分名が並んでいたら、必要最低限かどうか公式サイトで確認! - 「無添加」「保存料・着色料不使用」表記をチェック
ただし、「無添加」でも一部だけ省いているケースもあるので、ラベルや公式説明も確認。
- カタカナ&英語がズラリ=要注意サイン
避けたい添加物を避けるフード選びのポイント
- 原材料名の最初に「肉類」「魚類」など、素材名が書かれているかを確認
- できるだけ「◯◯エキス」「副産物」より具体的な原材料表示のフードを選ぶ
- 「AAFCO(米国飼料検査官協会)」や「ペットフード公正取引協議会」など、基準に沿った商品かチェック
“少しでも不安を感じる添加物が入っていたら、避ける・問い合わせる”という慎重な姿勢が大切です。
「全部避けなきゃ!」と神経質になりすぎず、愛犬・愛猫の健康とご家庭の方針に合わせて、賢く選ぶのがおすすめです。
安全志向フードのメリット・デメリット
ちょっと高いけど、やっぱり安心感が違う…?
「高品質」「無添加」など安全志向のペットフードは、飼い主さんの「本当に身体にいいものをあげたい」という思いに応える選択肢。
でも、実際のメリット・デメリットや、どんな人・ワンちゃんに合うのかは気になるところ。
メリット
デメリット
こんな方・ワンちゃんにおすすめ
- 健康志向の飼い主さん
- アレルギー体質やお腹が弱いワンちゃん
逆にこんな場合は要注意
- コスパ重視でフードを選びたい場合
- そもそも通販や定期購入が面倒と感じる場合
- グルメなワンちゃんで色々な味を試したい場合
「高い=良い」だけではないので、ご家庭や愛犬の性格・ライフスタイルに合わせて選ぶのがコツ。
実際、我が家でも「高品質フードで安心だけど、急な出費の時は少し悩む」なんて本音も…!
話題のNMN・ペット用サプリはどう選ぶ?

最近よく聞く「NMN」やペットサプリ。
「若返り成分」なんて話題になるけど、実際のところどうなの?
どんな犬・どんなタイミングで選べばいいの?
信頼できるデータや体験談を元に、メリットや注意点も含めて、初心者にもわかりやすくまとめました。
nosh DOGなど最新の注目サービスもピックアップしていますので、ご参考に👇
まとめ|本当に安全なドッグフードを選ぶために
「安全なドッグフード選び」に正解はひとつではありません。
今日ご紹介した内容が、あなたと愛犬の毎日をより健康で幸せなものにするお手伝いになれば嬉しいです。
他にも、ドッグフードやペットの健康に役立つ情報をたくさん発信していますので、気になるテーマがあればぜひ他の記事もご覧ください。
あなたと愛犬の笑顔が、これからもずっと続きますように!
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