ナッシュを始めてから、実は一番きつかったのは後半ではありません。
体重が停滞した時期でも、腹回りが落ちなかった時期でもなく、最初の1週間でした。
この1週間を越えられるかどうかで、その後の流れがほぼ決まったと感じています。
その時に感じたことやそれを乗り越える過程で感じたことを包み隠さずお伝えします。
正直、3日目までは「緊張感」だけで乗り切っていました
始めてから3日ほどは、医師に言われた言葉が頭から離れませんでした。
言い方は悪いですが、少し「脅し」に近いような緊張感です。
「このままじゃまずい」
「次の検査で何も変わっていなかったらどうなるか」
「また自分の時間とお金を使って医者通い」
その不安があったから、最初の数日は気を張っていられました。
でも、それは長く続きませんでした。
人間、やはり弱い生き物です。
恐怖心はだんだん慣れへと繋がります。
本当にきつかったのは「習慣が切り替わる途中」
問題は、その緊張感が薄れてきたタイミングでした。
特にきつかったのは、お酒をやめたことです。
会社からの帰宅途中、自然と「今日はお酒飲めないんだよね」と考えてしまう。
お酒を全く飲まない人には不思議に思われますが、毎日飲む方に取って、「飲めない」というのは結構恐怖です。
お酒を控えるようになって、
飲まないと落ち着かない。
頭が重い。
実際に、1週間程度、軽い頭痛もありました。
体というより、生活の流れそのものを変える過程は結構辛かったです。
ナッシュ自体は楽でした。
食事を考えなくていい。
準備もほぼしなくていい。
それでも、今までの習慣が体に染みついていて、お酒を控えたことによる「心」のほうが追いついていませんでした。
「最初の1週間」が一番つらい理由
今振り返ると、理由ははっきりしています。
体はまだ変わらない。
数字もほとんど動かない。
でも、我慢だけは始まっている。
一番報われない期間です。
だれからも褒められず、ただ自分の意思で「飲まない」という選択をする毎日。
この時期に
「向いてないかも」
「自分には無理かも」
「ちょっとだけ・・・飲んでみる?」
と感じていましたが、それは自然なことだと思います。
何とか気を紛らわせたくてノンアルコールビールを試す毎日。
キンキンに冷やすことで、飲みごたえを感じていました。
缶を半分くらい飲むと、「今日も何とか・・・飲まずにいられるかな?」と自分自身と対話していました。
それくらいアルコールの依存性にどっぷりはまっていました。
事実、アルコールは依存性があることは厚生労働省も発表しています。
イスラム教徒が多い国では、飲酒を違法としている国もあります。
CMでは「楽しそう」、「みんなでワイワイ」、「大人の楽しみ」というプラスの印象が作られていますが、体には百害あって一利無しの最悪の液体です。
私は貴重な貴重なお金と健康を差し出し、さらに脳もハックされていました。
正直、かなりこれに気が付くには大変でした。
付き合いで少々楽しむことは、大人ですから完全に否定はしません。
ただし、
「一人で毎日飲む」
「飲まないと落ち着かない」
というくらいになるのは、はっきり言って異常でした。
それでも1週間を越えたら、流れが変わりました
不思議なことに、1週間を越えると、少し楽になりました。
飲まない夜にも段々慣れ、食べる量を減らした食事も当たり前になり、「続いている」感覚が出てきたのです。
ここから先は、我慢よりも日課に近くなりました。
我慢→日課になるには、スイッチの切り替えのようになるわけではなく、グラデーションのように変わっていきました。おも
0.5㎏程度は誤差かもしれませんが、1㎏減ったら「お、変わったかも」という確信に変わりました。
行動や体調の変化は
✅外食の時は大盛ばかり食べていましたが、普通盛りに
✅おならが減る
✅朝起きるのが1時間遅くなる(ぐっすり寝られるようになる)
✅2か月後には肋骨の下が少し凹んだ感じがした
✅ケーキを食べた翌日は体重が戻ったり
食べるものや量で体が反応しているのが、だんだん楽しくなってきました。
まとめ
もし今、ナッシュを始めたばかりで「もうきつい」と感じているなら、それは失敗の兆しではありません。
一番つらい場所に、ちゃんと立っているだけです。
この1週間を越えたあと、自分の中で何が変わったのかは、こちらの記事で詳しく書いています。


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