よく聞く「完全無添加です!」
でも、それって本当に“完全”なんでしょうか?
実は、
- 製造助剤として使われたものは、最終製品に効果が残らなければ表示義務がない
- つまり、消費者は知りようがないケースもある
→ 無添加表示=何も使っていない、とは限らない
こんにちは、てっつーです。

食品会社勤務10年以上、食品の原材料名表示を作成してきました。
また食品表示検定中級も取得。
だからこそ分かる「無添加」の闇に今日は詳しく切り込んで解説します。
① 「表示義務の無い添加物」がある理由
いきなりですが、「表示義務の無い」添加物があります。
製造助剤ってなに?
- 食品を作る途中で使うもの
- 例:
- ろ過を助ける薬剤
- 発酵を安定させる酵素
- 抽出時の処理剤
- 最終製品に「残らない」
- 機能を果たさない
→ 表示免除 となります

「キャリーオーバー(原材料由来で微量に残るもの)」も同じく表示不要な場合あり。
表示不要と判断すれば、わざわざ表示する企業の方が少ないです。
② そもそも食品添加物って?
ここは食品添加物の定義から確認していきましょう。
厚生労働省の定義によりますと
- 食品添加物=
保存・着色・香り・食感などを目的に使われる物質 - 使用基準あり、無制限ではない

「使われている=危険」ではない
量と目的が管理されている
添加物は使用量について厳しく国で試験しているため、正直一般人が心配するようなことはありません。
気にせず普通に食生活を送って問題ありません
③ 無添加=安全、添加物=危険?
正直言うと、無添加であることのデメリットもあります。
- 無添加でも
- 保存性が低い
- 衛生管理が甘いと品質が悪くなりやすい
→ リスクは普通にあります
- 添加物入りでも
- 長期保存
- 食中毒リスク低減
→ 実は健康的なメリットもあります

善悪の二元論は成り立たちません。
むしろなくてはならない物 というくらいのものです。
安定していつでも同じ品質が1年中買える、というは食品添加物の恩恵を受けています。
④ 「無添加」に振り回されなくていい理由
正直、無添加に振り回される必要はありません。
何も怖がるものがないからです。
ただよく週刊誌などでは「加工肉を食べすぎるとガンになる」など言われていますが、その特定物質である「亜硝酸」も使用基準は厳しく設定されています。
また現代人の2人に1人はガンになると言われているので、「一般流通する食品がガンの元?」という週刊誌の記事を鵜呑みにしてはいけません。
そもそも食品の表示は
- 表示のルールは複雑
- 完全に把握するのは不可能
- 無添加を追い求めるほど
- 選択肢が減る
- 食事がストレスになる
つまり「表示を完璧に理解するより、生活全体を見る方が健全」と言えます。
⑤ 結論
- 食品添加物をゼロにすることより
- 大事なのは👇
- 野菜・たんぱく質・炭水化物のバランス
- 同じ加工食品ばかり食べない
- トータルの食習慣

添加物を気にしすぎて栄養が偏るくらいなら、
多少入っていても、ちゃんと食べた方が体にはいい。
ただ無添加にこだわりたい人もいると思います。
筆者の立場としては、
- 無添加を選ぶのも自由
- 添加物入りを避けられない日も普通
- 「知った上で、気にしすぎない」が最強 と思われます。
食品表示は“判断材料のひとつ”。
主役は、毎日の食事のバランス。

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