ナッシュを始めたのに、しばらくはまったく痩せませんでした。
メニューも変えていないし、量も極端に減らしていません。
それでも、ある時期を境に“流れ”が変わりました。
振り返ると、やったことはシンプルで「3つの切り替え」だけでした。
切り替え①:ナッシュを「痩せる魔法」だと思うのをストップ

正直に言うと、ナッシュを始めた当初は「これを食べていれば自然に痩せるはずだ」と思っていました。
糖質30g以下、カロリー管理、栄養バランス。
公式サイトの説明を見て、あとは何もしなくていいと、どこかで期待していたんです。
でも実際は、まったく痩せませんでした。
理由はシンプルで、ナッシュを免罪符にしていたからです。
「今日はナッシュだからいいか」
「昼に食べ過ぎたけど、夜はナッシュだし」
「お酒を飲んでも、食事はナッシュだから大丈夫」
こんな考え方を、無意識に繰り返していました。
今振り返ると、ナッシュを“痩せるための手段”ではなく、太らないための言い訳として使っていたと思います。
転機になったのは、医師から生活習慣について繰り返し指摘を受けたことでした。
「前も言ったと思うんですが・・・。食べすぎない、飲みすぎない。ちゃんとしてください。それじゃあ3ケ月後、再検査しますからね。」
そう言われた時、時間もお金も、そして健康も無駄にしていることに気づきました。
そこで初めて、考え方を切り替えました。
ナッシュは、食事管理を“楽に続けるための道具”であって、それだけで痩せさせてくれる魔法ではない。
そう理解してから、「ナッシュ+自分の行動」を見直すようになったのです。
この切り替えが、後から振り返ると、痩せ始めた最初の分岐点でした。
切り替え②:体重より「続いているか」を見るようにした

痩せない時期、毎日体重計に乗っていました。
数字が少し増えただけで不安になり、「このままで本当にいいのか?」と何度も考えていました。
特に、腹回りです。
体重は少しずつ落ちているのに、一番気になるお腹だけがまったく変わらない。
正直、かなり焦りました。
「ナッシュ、意味ないのかな」
「やり方、間違ってる?」
そんな疑問が頭から離れませんでした。
でもある時、視点を変えることにしました。
今日の体重がどうか、ではなく、この生活が“続いているかを見るようにしたのです。
・暴飲暴食に戻っていない
・外食が続いていない
・食事を考える負担が減っている
この状態が続いているなら、今すぐ結果が出なくても、流れ自体は間違っていないはずだと考えました。
実際、体の変化はゆっくりでした。
先に足が細くなり、
体が少し軽くなった感覚が出てきて、
最後の最後で、ようやく腹回りが変わり始めました。
腹回りは、まるで高い山を登っているようでした。
登っている途中は、頂上が見えず、不安になるものです。
それでも、「今やっていることは続いている」
そう確認することで、途中で投げ出さずに済みました。
この考え方に切り替えたことも、痩せ始める流れを止めなかった理由の一つです。
切り替え③:「3ヶ月だけやる」と期限を決めた
何より大きかったのは、「いつまで頑張るか」を明確にしたことでした。
医師から、生活習慣について何度も指導を受けていましたが、正直、どこか本気になれていませんでした。
そんな中で言われたのが、「3ヶ月後に、もう一度血液検査をしましょう」という一言です。
その瞬間、腹をくくりました。
このまま結果が出なければ、また会社を早退して通院することになる。
時間も、お金も、健康も、全部中途半端に失っていく。
それが嫌でした。
だから、「一生頑張る」のではなく、「3ヶ月だけ、今の生活をやり切る」と決めました。
期限が決まると、不思議なもので、迷いが減りました。
今日はやるか、やらないか。
ではなく、決めたことを続けるだけになったのです。
もちろん最初、不安もありました。
気持ちに負けて後戻りしてもいい。
だけど諦めることだけはせずに、半歩ずつでもいいから進んでみようと思いました。
止めずに続けていれば、失敗は無いはず。
そんな心の逃げ道を用意しスタートしました。
3か月後うまくいかなくても、がっかりして歩みを止めないように。
3ヶ月後、体はどう変わったか
結果は、約79日でマイナス9.9kgでした。

正直、狙っていた数字ではありません。
ただ、「ちゃんと変われる」という手応えはありました。
体が軽くなり、階段で息切れしにくくなり、
何より、自分の体を自分でコントロールできている感覚が戻ってきました。
腹回りは、最後でした。
最後の1ヶ月で、ようやく「シュッとしたかも」と感じる程度です。
それでも、ちゃんと続ければ、ちゃんと変わる。
そう実感できたことが、一番の収穫でした。
まとめ:ナッシュで痩せ始めた理由はシンプルだった
振り返ると、
特別なことは何もしていません。
- ナッシュを魔法だと思うのをやめた
- 数字より「続いているか」を見た
- 3ヶ月だけやると決めた
この3つを切り替えただけでした。
もし今、
「ナッシュを続けているのに不安」
「本当に意味があるのか分からない」
そう感じているなら、
それはやり方ではなく、
見方の問題かもしれません。
それでもナッシュを続けている理由

失敗もありましたが、それでもナッシュを続けている理由は、食事管理を“仕組み化”できたからです。
考えなくていい。
迷わなくていい。
戻りにくい。
この安心感は、忙しい生活の中では想像以上に大きいものでした。
ナッシュで最初につまずいた原因や、考え方を切り替えるまでの流れは、こちらの記事で詳しくまとめています。


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