ナッシュを食べているのに体重が減らなかった時期

「ナッシュ ダイエット」などで検索すると、管理栄養士監修のお弁当=痩せる、というイメージを持つ方は多いと思います。
実際、私もそうでした。
しかし ナッシュを食べ続けているのに、まったく体重が減らない時期 がありました。
軽い運動をしているのに、一向に痩せません。
今回はその失敗談を正直に共有します。
結論から言うと、原因はシンプルです。
お酒をやめていなかったこと。
私は毎日
- ビール350ml 1本
- 日本酒 約1.5合
を飲む生活を続けていました。
これだけで 約420kcal。
食事に置き換えると、
- ごはん大盛り 約1杯弱
- ナッシュ約1食分の2/3
に相当します。
さらに厄介なのは、お酒には「カロリー以上のデメリット」があることでした。
- 脂肪燃焼が止まりやすい
- 食欲が暴走する
- 翌日の判断力が鈍る
体験ベースで、順番に解説します。
ダイエット中はお酒を飲まない方がいい理由3選
脂肪燃焼が起こりにくくなる

意外に思われるかもしれませんが、アルコールが体に入ると、脂肪燃焼は一時的にストップします。
これは思い込みではなく、栄養学・生理学の分野でも知られている体の仕組みです。
実際に、厚生労働省や栄養学の専門書でも「アルコールは体内で最優先に代謝される」と説明されています。
理由は単純で、アルコールは体にとって「毒」に近い存在だからです。
そのため体は、
- 糖質
- 脂質
- たんぱく質
よりも、アルコールの分解を最優先します。
つまり、お酒を飲んでいる間は脂肪がエネルギーとして使われず、体に溜まりやすい状態になります。
特に注意したいのが、
夜に飲酒 → すぐ寝る
この流れです。
寝ている間も体はアルコールの分解を続けるため、脂肪燃焼が進まないどころか、太りやすい条件がそろった状態になってしまいます。
お酒を飲んでいる時に早く知りたかった、悲しい現実です。
食欲がブーストする

お酒を飲むと、つい食べ過ぎてしまうことがあります。
- 飲み会の〆のラーメン
- 家飲み後のポテチやカップ麺
思い当たる人も多いはずです。
これは 意思の弱さではありません。
実際に、栄養学や脳科学の分野ではアルコール摂取によって「食欲のコントロール機能が低下する」ことが分かっています。
アルコールを摂取すると、「もう食べなくていい」と判断する脳の働き(前頭前野)が鈍くなり、満腹感を感じにくくなるためです。
さらに、食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌が増えることも、複数の研究で報告されています。
この2つが重なることで、
飲酒=食欲が暴走しやすい状態
が作られます。
そのため、
「今日は気をつけて食べよう」
という意識だけでは、コントロールが難しくなるのが普通です。
ダイエットしたいなら、まずは お酒の量を減らすこと が近道になります。
完全にやめられなくても、
- 量を半分にする
- 毎日は飲まない
これだけでも十分に効果は出ます。
※ちなみにアルコールは1ml=約7kcal
ビール350ml(アルコール度数5%前後)で約140〜150kcal あります。
お酒を控えるだけで摂取カロリーは減りますし、食欲も落ちるので、ダイエットには相乗効果があるように感じました。
翌日の判断力も鈍る
飲酒が続くと、
- 二日酔い
- 朝のだるさ
- 疲れが抜けない
といった状態になります。
これは実体験ですが、朝がとにかくしんどくなり、栄養ドリンクに頼る日が増えました。
一般的な栄養ドリンクは1本 約70kcal。
ここでも、無駄なカロリーを上乗せ していたわけです。
一度お酒から距離を取ってみると、「いかに非効率な生活をしていたか」がよく分かりました。
飲酒は合法で、誰かに注意されることもほとんどありません。
だからこそ、自分で判断し、管理する必要がある習慣 だと感じています。

特にお酒のCMは有名な俳優さんを使って、いかにも楽しそうな雰囲気を演出しています。
楽しい=飲酒 のイメージが強く、「飲みにケーション」という言葉もある位です。
でもこの記事を読んでくれている読者の皆様は、少しお酒と距離を取りたい!と感じている少数派の方だと思います。
お酒は百害あって一利無し。
お酒は時間もお金も健康もあなたから奪うのです。
特にダイエットしたい方にとって翌日のパフォーマンスも下がることで、「ダイエットするぞ!」という前向きな気分をもちずらいですね。
どうかダイエット中はお酒をやめてみてください。
無理なら減らしてみてください。
必ず体にいいことが起こります。
僕は本当に「飲酒しながらのダイエット」はいかに非効率かが分かりましたよ。
お酒をやめて分かったこと4選

ここでは筆者がダイエット中からお酒をやめてみて分かったことを4つご紹介します。
やめたと言っても、これから1滴も飲まないというわけではありません。
会社の歓送迎会や親戚の集まりならOKという感じです。
普段の生活習慣からお酒を抜いて感じたことを共有します。
① 体のだるさがなくなった
毎日飲んでいた頃は、朝のだるさが「普通」になっていた位、だるかったです。
お酒を控えてからは、本当は全然疲れが取れていなかった ことに気づきました。
睡眠中も体はアルコールを分解し続けるため、眠りが浅く、回復効率が最悪でした。
夜も熟睡できようになり、朝起きれないこともしばしば。
「本当はこんなに疲れていたんだ」と自分の体のサインに気が付くこともできました。
② 体重がスルスル落ちた

禁酒後は、日によって差はありますが1日100〜150gほど体重が減少。
むくみが取れ、体感できるレベルでスピードが変わりました。
もちろん軽い運動もしています。
約1ケ月立つ頃には、毎日体重計に乗ることが楽しみなっていました。
今日は昨日より痩せているかな?と一喜一憂する毎日ですが、結構ゲーム感覚で乗り越えられます。
逆に体重計に乗らないのが気持ち悪くなるくらいです。
「自分で自分の体をコントロールできている」ということが、すごく自分の自信にもつながりました。
ダイエットはメンタルも強くしてくれる、最高のアクションだなと感じます。
詳しくはこの記事にまとめています。
③ 食欲が自然に落ちた
飲酒していた頃は、
- 夕食後のおやつ
- ダラダラ飲み
が当たり前。
お酒を抜くと、暴飲暴食のスイッチ自体が入らなくなりました。
ただお酒を飲んでいたころは甘いものをあまり好んで食べなかったのですが、お酒をやめてからは甘いものが欲しくなるようになりました。
食べすぎるとまた太ってしまうことはもちろん、糖尿病予備軍になってしまうので注意が必要だなと感じました。
そのため、アルコールを控えてからは、甘いジュースも控えるように。
喉が渇いたら麦茶かお水を飲むようにしました。
血糖値があまりあがらないように工夫しています。
結果、前より水分も取り、このおかけもあるのか、食欲は抑えられています。
やはり食欲をコントロールするなら、お酒は「ない方が正解」だと断言できます。
④ 3日ほど頭痛が出た(好転反応)

お酒を控えて、これは本当に辛かったです。
目の奥が痛くなり、3日間は頭痛薬を飲みながら耐えました。
4日目以降は薄っすら痛い?という感じで、少し違和感がありました。
お酒を控えてから1週間位から、頭痛は完全になくなりました。
これはアルコールが体から抜ける際に起きる離脱症状(好転反応) の一種。
過去に禁酒を試した時も、同じ症状が出ました。
全員に起こるわけではありませんが、乗り越えるべきポイント なのは確かです。
「ダイエットしたい」
「健康管理したい」
その目的に立ち返り、耐えました。
この時の不快感に負けて飲酒してしまっては元に戻ってしまいます。
人は元々お酒を飲まなくても平気だったはずです。
むしろ飲まなかった時は「なんであの人は毎日あんなもの飲んでいるんだろう」とさえ思っていました。
だからきっと、お酒を控えたいあなたも、お酒の無い生活に戻れます。
ぜひ頑張ってください。
辛くなったらこのブログにコメントください。
頑張るみんなで支え合えるような環境も作れればと思います。
まとめ|ナッシュ×禁酒はダイエットで最強

ダイエットにおいて、お酒を抜く効果は絶大 です。
ただ必ず禁酒しなければならないわけではありません。
「自分はお酒は辞めずにダイエット成功したよ」という方もいらっしゃると思います。
しかし私が申し上げたいのは、「確実にダイエット効率は上がる」ということです。
ナッシュや管理栄養士監修の食事で食生活を整えているなら、なおさらです。
お酒に関しては、
- いつもの一杯を半分に
- 毎日飲まない(休肝日を週2日つくる)
それだけでも十分。
体重が落ち始めると、モチベーションも自然と上がります。
未来の自分のために、今日の一杯を少しだけ見直してみてください。
僕は生活スタイルを見直してみて、本当に健康的になれて良かったと思っています。

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